この記事はこんな方に向けて書きました。
発達障害と診断された。
診断されて落ち込んでいる。
私は社会人になってから
生きづらさを感じるようになり
約7年うつ病や双極性障害を拗らせました。
そんな中2022年7月に初めて
発達障害の検査を受けました。
結果はASD(自閉症スペクトラム)
の傾向があるとのことでした。
今回は診断後の心境の変化をまとめました。
発達障害の検査が不安な方
診断にショックを受けている方
の気持ちが少しでも楽になれば幸いです。
もくじ
①診断にショックを受けた。
発達障害の検査を終えて、
医師から「ASDの傾向があります。」と
伝えられた時はとてもショックでした。
何となくそうだろうと思っていましたが、
改めて診断されるとぐっときました。
②ASDと分かりホッとした。
診断直後はショックが大きかったですが、
医師からのフィードバックを聞く中で
少しずつホッとした気分になりました。
私は適応障害、うつ病、双極性障害などの
精神疾患を7年以上拗らせてきました。
7年間で10件以上の病院に行きましたが、
どこの病院も発達障害の検査を進めてくれませんでした。
その場しのぎの薬を処方されて、
噛み合わないカウンセリングをして、
精神疾患に悩み続けてきました。
そんな中ようやく発達障害と診断され、
生きづらさの根本が見えたような気がして
ホッとすることができました。
③調べてみて納得した。
診断後は改めてASDについて調べました。
ASDの特性を調べると、
⚫︎コミュニケーションが苦手。
⚫︎こだわりが強く融通が効かない。
⚫︎感覚過敏があり音や匂いに敏感。
ということが分かりました。
「自分の説明書じゃん。」と思うほど
当てはまる部分が多く驚きました。
また当事者の本やSNS、ブログを読むと
考えていることや悩みに共感できました。
医師からの検査のフィードバック以上に
ここでASDであることに納得しました。
④ネガティブな情報に落ち込んだ。
発達障害についてより深く知ろうと
調べているうちに、
発達障害者の就職率の低さ
当事者のマイノリティゆえの苦しみ
理解の乏しい世間からの声
ネガティブな情報を多く目にしました。
発達障害であることは納得できましたが、
今後の不安は大きくなる一方でした。
「この先も人に迷惑をかけ続けるのか」
「人から偏った見方をされるのでは」
「普通に仕事はできるのだろうか」
「恋愛・結婚はできるのだろうか」
「子どもに遺伝してしまうのではないか」
書ききれないほど不安でいっぱいでした。
⑤強みを活かそうと思った。
ネガティブな感情は溢れていましたが、
過去を悔やんだり未来を憂いたりしても
仕方ない。と気持ちを切り替えました。
発達障害であることを受け入れ、
今できることに集中する。
発達障害のある方の中でも、
ネガティブに生きている人
ポジティブに生きている人とがいます。
その大きな違いは
前者は弱みに目を向けていて
後者は強みに目を向けていることです。
ASDであれば
マルチタスクは苦手だけど、
1つのことに没頭できます。
空気を読むことは苦手だけど、
自分に正直でいられます。
妥協が苦手だけど、
ストイックに取り組めます。
過去や未来ではなく「今」。
弱みや苦手でなく「強みや得意」。
に目を向けて生きようと思っています。
関係なく言えることですね。
さいごに
こんなに気分が不安定になるなら
「検査を受けない方がいいのでは?」
と思う方もいるかと思います。
しかし発達障害の検査は、
間違いなく受けて良かったと言えます。
生きづらさの根本的な原因を知り、
生き方を見直せるようになりました。
ASD特有の弱みを知ったからこそ、
逆に強みを知ることもできました。
この記事、このブログが私と同じように
発達障害や精神疾患で悩んでいる方の
励みや支えになれたら嬉しいです。