ASD(アスペルガー)

障害者雇用の仕事選びのポイント3選

この記事はこんな方に向けて書きました!

障害者雇用での就活を始めようと思ってる。
障害者雇用で企業や職種の選び方に悩んでいる。


私は30歳で発達障害(ASD)と診断され、
2023年4月より就労移行に通いながら
障害者雇用での就職を目指しています。

発達障害と診断される前は、
•小学校の教員
•パーソナルトレーナー
•ライター、SNS運用
の仕事をしてきました。
(どれも一般雇用です。)

そんな私が一般雇用と障害者雇用との違いや
障害者雇用の就活を通して学んだことをまとめました。

☑️これから障害者雇用で就活をする方
☑️障害者雇用での仕事選びに悩んでいる方
のヒントになれば嬉しいです。

①必要な障害配慮は受けられるか?

障害者雇用を目指す方にとって
最も大切なことだと思います。

私は自身の障害の理解があり
必要な配慮が受けられる仕事
最優先にして仕事を探しました。

必要な配慮を受けられるか?
は以下の2つのポイントから
確認することができます。

障害者雇用の実績があるか?

法定雇用率の増加に伴い、
初めて障害者を採用する企業
が増えてくる可能性があります。

障害者の就職のチャンスが広がった。
と前向きに捉えることができますが、

中には障害者の受け入れ体制が整っていない
企業もあるかもしれません。

どのような配慮や支援を受けられるか?
働いている方の様子や定着率はどうか?

は応募前に要チェックです。

どのような障害者が多いか?

障害者雇用といっても、
身体障害者、精神障害者、発達障害者など
様々な障害を持つ方がいます。

身体の中でも視覚、聴覚、肢体
精神の中でも統合失調症、うつ病
発達の中でもADHD、ASD、LD
などの幅広い障害があります。

企業によっては身体障害者が多い一方で、
精神障害者や発達障害者の少ない(いない)
場合もあります。

障害特性を理解してもらい、
必要な配慮を受けるためには、
自身と似た障害を抱えている方が
多く活躍されている企業が安心です。

私は自分と同じASDの方が
活躍している企業を選びました。

②求人の多い仕事か?やりたい仕事か?

私が障害者雇用の求人を検索する中で、
最も悩んだことです。

私は自分の強みや経験を活かす仕事として、
ライターの仕事を探していました。

しかし障害者雇用で求人を検索すると、
清掃や軽作業、簡単な事務作業が多く、
ライターの仕事はほぼありませんでした。

求人の多い仕事か?やりたい仕事か?
という葛藤を経て感じた双方の
メリット•デメリットを紹介します。

やや偏見もあります。
ご了承ください。

求人数の多い仕事

求人数の多い仕事のメリット

•経験やスキルがなくても応募できる。
•応募のチャンスが多い。
•勤務地の選択肢が広がる。

求人数の多い仕事のデメリット

•応募書類や面接で熱意が伝わりづらい。
•給料が低いことが多い。
•やりがいや成長が感じづらい。

やりたい仕事

やりたい仕事のメリット

•仕事にやりがいや成長を感じられる。
•応募の際に強みや熱意を伝えやすい。
•専門職であれば給料が高いことが多い。

やりたい仕事のデメリット

•求人の数が少ないorない。
•専門職は経験やスキルを求められる。
•勤務地が遠くなる場合がある。

③働き続けられるか?

精神的な安心•安定を考えるのであれば、
長期的に働き続けることができる仕事か?
は重要なチェックポイントです。

そこで長く働き続けるために確認したい
3つの項目を紹介します。

通勤時間や通勤方法は?

障害者雇用での就職を目指す方にとって、
通勤時間や通勤方法の確認は不可欠です。

私はASDの感覚過敏があり、
電車やバスなどに長時間乗ることに
人一倍ストレスを感じます。

余裕があれば応募前に、
通勤のシュミレーション
してみるのもおすすめです。

給与や昇給、賞与は?

私は実家を出て一人暮らしをしたかったので、
一人暮らしができる給料をもらえること。
は仕事選びの重要なポイントでした。

障害者雇用は一般雇用に比べて給料は低く、
最低賃金のところも多くあります。

月給はもちろんですが、
昇給や賞与についても入念に確認しました。

例えば、
A社は月給20万円、賞与なし。
B社は月給18万円、賞与が年2回(月給2ヶ月分)。

月収が2万円も高いA社ですが、
年収はB社が48万円も高いです。
(A社は240万円、B社は288万円。)

求人票は月収と賞与とが別枠に書かれている
ことが多いので要注意です。

待遇や福利厚生は?

障害者雇用はアルバイトや契約社員が多く、
社会保険や福利厚生が一般雇用に比べて
充実していない印象があります。

入社後に正社員登用となるのか?
どのような条件で正社員になれるのか?

は確認することをおすすめします。

私は正社員の求人を探しています。

さいごに

今回は障害者雇用の仕事選びのポイント3選として、
①必要な障害配慮は受けられるか?
②求人が多い仕事か?やりたい仕事か?
③働き続けられるか?
についてまとめました。

3つのポイントを紹介しましたが、
全てのポイントを満たす仕事は
正直ほぼ見つかりません…。

仕事を探す上で何を優先するのか?
を考えるためのヒントとして、
参考にしていただけたら嬉しいです。

ABOUT ME
ちとし
発達障害(ASD)歴30年。 精神疾患(うつ病、双極性障害)歴7年。 IT専門の就労移行支援に通所中。 似た境遇の方の生きづらさを和らげるヒントを発信してます。