この記事はこんな方に向けて書きました。
障害者手帳のメリットを知りたい。
障害者手帳を使える所を知りたい。
私は障害者手帳(精神障害者健康福祉手帳)
を取得してから2年が経ちます。
今年初めての更新をしました。
取得する前は障害を証明するようで
取得に少し抵抗がありました。
きっと同じ思いをする方も多いと思います。
しかし実際に取得してみると、
思っていた以上にメリットがあり
取得して本当に良かったです。
今回は私が特におすすめしたい
7つのメリットを紹介していきます。
もくじ
①税金や保険料が安くなる。
所得税は障害の等級に応じて
27〜40万円の控除があります。
住民税は障害の等級に応じて
26〜30万円の控除があります。
相続税は85歳に達するまで
1年につき20万円が控除されます。
贈与税は、精神障害者が受益者の際に
6000万円まで非課税になります。
国民健康保険は、
手帳の所持(障害の証明)に加えて
所得が135万円以下と言う条件がありますが、
減免の対象になります。
仕事ができず収入が不安定な際は、
税金だけでなく保険料も減免になるので
金銭面の負担がだいぶ軽くなりますね。
②公共交通機関が安くなる。
これは地域や企業によって差がありますが、
個人的に最も割引を利用する機会が多く
障害者手帳のメリットを感じています。
東京都は、都営の電車・バスが無料になります。
民営バスの割引は半額になることが多いです。
タクシーも会社によって割引があります。
住んでいる地域のみでの割引が多いので、
手帳を取得した際に確認してみて下さい。
③施設利用料が安くなる
テーマパークや映画館、カラオケ、博物館、
動物園や水族館などでも割引が受けられます。
同伴者も割引が適用される施設もあるので、
ご家族や友人、恋人とも楽しめます。
最近はサッカー、野球、バスケのチームで
観戦の割引をしているところもあります。
また、国や地方自治体の運営している
ジムやプール、体育館は無料で利用できる
場所も多いのでぜひ確認してみてください。
私は近所の温水プールが無料になるので、
よく利用しています。
運動すると気分も晴れるので、
このような施設を無料で利用できるのは
本当にありがたいですね。
④お店で割引が効く。
最近は少しづつではありますが、
コンビニ、飲食店、販売店などでも
食品や商品の割引が利用できます。
NIKEでは月1で10%OFFクーポンを
利用できるのでよく利用しています!
⑤携帯利用料金やNHKが安くなる。
各携帯電話会社も利用料金の割引をしています。
docomoの場合は「ハーティ割引」
SoftBankの場合は「ハートフレンド割引」
auでは「スマイルハート割引」
と言う名称で内容を確認できます。
NHKは全額免除と半額免除があります。
全額は、世帯に手帳所持者がいて、
世帯全員が市町村民税非課税の場合。
半額は、世帯主で受信契約者である人が
精神障害者保健福祉手帳1級の場合です。
⑥障害者雇用で就労できる。
手帳で障害を証明すると障害者雇用枠で、
就労する選択肢を持つことができます。
障害者雇用枠は一般枠で働くよりも
障害特性に応じた配慮を受けやすいです。
障害を開示して障害者雇用で就労するか
障害を開示せず一般雇用で就労するかは
個人の自由なので就労への不安を和らげる
一つの選択肢として考えると良いと思います。
⑦障害福祉サービスを受けられる。
障害福祉サービスは大きく分けて
「生活」と「就労」をサポートする
2つのサービスがあります。
生活のサポートについては、
食事・排泄・入浴などの日常生活を
一人でできない場合に訪問や通所で
介護を受けることができます。
就労のサポートについては、
①生活能力を向上する自立支援
②就労の準備を進める就労移行支援
③就労の機会を提供する就労継続支援
などの支援を受けることができます。
障害福祉サービスは場合によっては
手帳がなくても受けられるので
必要な場合は受けたいサービスに
問い合わせてみて下さい。
こちらから自分に合ったサービスを
地域ごとに検索できるのでぜひご覧ください。
「障害福祉サービス事業所検索」
最後に
以上の通り障害者手帳を持つことは
想像以上にメリットが大きいです。
デメリットを強いてあげるなら
使いづらい時があること。
私は障害者手帳を持っていることを
一部の友人にしか話していないので、
手帳を利用できる場面でも利用せずに
一般料金を支払うことがあります。
どこで使うかは自分で選べばいいので
持っておくに越したことはないですね。
私が取得した当初は手帳形式でしたが
現在では「ミライロID」というアプリに
手帳を登録できるようになりました。
おかげで利用しやすくなりましたし、
利用できる場所がわかりやすくなりました。
手帳を取得した際は登録をおすすめします!
障害者手帳の申請から取得の流れは
改めて別の記事でまとめます。