うつ病・双極性障害

医師・心理士・カウンセラーの役割とは?

この記事はこんな方に向けて書きました!

「うつっぽいけど心療内科と精神科の
どちらに行くべきかよく分からない。」
「医師に話したいことを話せない。」
「カウンセリングに行くか迷ってる。」

私は過去7年の間に10件以上の
心療内科、精神科を転々としてきました。

診断も適応障害→うつ病→双極性障害
→ASD(高機能自閉症)と変化しました。

聞きたいことが聞けなかったり、
診断がコロコロ変わったり、
病院が合わずに転々としたり、、、
様々なストレスを抱えていました。

そしてそんなストレスが症状を
かえって悪化させることもありました。

今思えば、医師、カウンセラー、心理士の
役割を理解していればそんな余計なストレスが
少しは軽くなっていたように思います。

そこで今回は精神疾患や発達障害のある方が
お世話になるであろう以下の3種類の専門職に
ついて紹介していきます。

①心療内科、精神科の医師

心療内科は心が体に及ぼす身体的な症状
精神科はうつ病や統合失調症などの精神的な症状
を専門としています。

しかし、結局どちらも同じ診断基準で診断され
治療も薬物療法か精神療法が行われるようです。

患者的にも診断も治療も大した違いを感じません。

診断の変化は心療内科か精神科かというより
診断した医師の裁量だと思いました。

役割としては、診断、治療が主になります。

治療はもちろんですが、医師に診断してもらうことは
○休職・退職する際
○公的な福祉制度を利用する際
○障害者手帳を発行する際
○障害年金を受給する際
など本当に大切なことです。

どこか心の調子が優れない際は
心療内科でも精神科でも
ぜひ受診してみて下さい。

②心理士

心理検査や発達障害の検査をしてくれる人です。

検査の結果をもとに医師から診断が下されます。

心理士の方から検査結果を聞くことはできますが、
具体的な解決方法などを聞くことができません。

患者としてはモヤモヤしますが、
業務範囲が決まっているようです。

聞きたいことがあれば医師に相談しましょう。

私が受けた検査は以下の3つです。
AQ(自閉症スペクトラム指数検査)
WAIS−IV(ウェクスラー成人知能検査)
ロールシャッハテスト(性格診断検査)
検査については改めてまとめます!

これらの検査を心理士と共に受けて、
医師からASDである診断が下されました。

③カウンセラー

親や友人に話せない悩みを
傾聴、対話してくれる人です。

医師ではないので、
診断や薬の処方をすることはできません。

臨床心理士や公認心理士などの資格があるものの
無資格でも名乗ることはできるようです。

1〜2時間と割と長い時間話をする中で、
自分の生きづらさの原因や考え方の癖を
紐解いていくことが期待できます。

私の印象としては、
悩みを解消するサポートする存在であって、
悩みを解消してくれる存在ではありません。

最後に

否定的な表現になった部分もありますが
これが私が受診してきた正直な印象です。

医師なら診断と治療をしてもらう。
カウンセラーなら話を聞いてもらう。
心理士なら検査結果を出してもらう。
これがそれぞれの最低限の役割です。

それ以上を期待しすぎず
それ以上のことがあれば
ラッキーぐらいの気持ちで
受診することがおすすめですね。

ABOUT ME
ちとし
発達障害(ASD)歴30年。 精神疾患(うつ病、双極性障害)歴7年。 IT専門の就労移行支援に通所中。 似た境遇の方の生きづらさを和らげるヒントを発信してます。